【S5使用構築】輝夜トノラグ【最高/最終2106 最終47位】

S5お疲れさまでした。

 

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【成績】

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最高レート2106

最終レート2106

最終順位47位

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【構築経緯】

自身が雨パ使いということもあり、今期も雨パで構築を組むということになった。その際、キングドラよりメガラグラージのほうが環境に刺さってると思ったので雨始動要因であるニョロトノ+メガラグラージの並びから構築を組み始めた。

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トノラグの並びで重いポケモンとして草タイプ全般が挙げられ、その対策として大体の草ポケモンに後出しから勝てるヒコウZ型のテッカグヤを採用。

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ここまでで耐久水ポケモンが重いと感じ、脱出ボタン展開のトノラグとも相性の良いカプ・コケコを採用。

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最後に、裏選出において炎ポケモン及び電気ポケモンが重いと感じたので、両方に強く出れるラティオスを採用して構築が完成。

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しかし、この構築を回したところ1900台で停滞。理由として、

ラティオス自体耐久がないので、サイクル戦で受けまわしていくだけで疲弊してしまう

・そもそもラティオスが環境に刺さってない

 などラティオスがあまり良い仕事をしてくれないということで別のポケモンを入れることになった。

そこで、最近流行り(?)のランドバシャカグヤのバトン展開のパーティー裏選出の軸として試しに組んでみると、思った以上に勝てるようになったので、裏選出の軸としてバトンメガバシャーモを採用して構築が完成した。

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【個体紹介】

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ニョロトノ@だっしゅつボタン

特性:あめふらし

性格:おだやか

実数値(努力値):197(252)-×-123(220)-110-137(36)-90

技構成:ねっとう/アンコール/ほろびのうた/まもる

 

H:ぶっぱ

B:

A特化カイリューの鉢巻逆鱗を最高乱数以外耐え

陽気A252振りガブリアスのA2段階上昇地震最高乱数以外耐え

D:

C特化カプ・テテフのフィールド補正有り眼鏡サイコキネシス最高乱数以外耐え

臆病C252振りカプ・コケコのフィールド補正有り珠ボルトチェンジ最高乱数以外耐え

臆病C252振りのカプ・コケコのフィールド補正有り10まんボルト確定耐え

 

天候始動要因。

ペリッパーとの差別点は補助技の優秀さ。ラス1滅びの詰め性能の高さはペリッパーとは違う強さがあった。

 

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ラグラージラグラージナイト

性格:いじっぱり

特性:げきりゅう→すいすい

メガ後実数値(努力値):175-222(252)-130-×-131(4)-122(252)

技構成:たきのぼり/じしん/れいとうパンチ/がんせきふうじ

 

A:ぶっぱ

D:DL対策

S:ぶっぱ(雨下で最速スカーフカプ・テテフ抜き抜き抜き)

 

構築のエース。

技構成は、たきのぼり、じしん、れいとうパンチまで確定で、ラスト4枠目はリザYや襷を盾に舞ってくるウルガモス意識でがんせきふうじを採用。また、雨が終わるターンにがんせきふうじを入れることで次のターンも上をとれるというムーブもとれて、なかなか使い勝手が良かった。

 

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カプ・コケコ@こだわりメガネ

性格:おくびょう

特性:エレキフィールド

実数値(努力値):146(4)-×-105-147(252)-95-200(252)

技構成:10まんボルト/ボルトチェンジ/マジカルシャイン/くさむすび

 

H:特化C252振りポリゴン2のC1段階上昇トライアタックを確定耐え

C:ぶっぱ

S:ぶっぱ

 

後述のテッカグヤにZ枠がとられていたことから、2Z構築だと裏選出をする際に、選出や立ち回りが窮屈になることを危惧して、別の火力アップアイテムであるメガネを持たせた。いのちのたまでは火力不足であることが多かったので、メガネにした。

こだわっているデメリットはあまり感じられず、地面タイプや草タイプが来た場合は、テッカグヤをあと投げして起点にするようなムーブをとった。

Hに4振っているのはHCポリ2のC↑トラアタがカプ・コケコに対して123~145ダメージなので、Hに4振れば実数値146となり乱数耐えから確定耐えに変わるため。

 

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霊獣ランドロスきあいのタスキ

性格:いじっぱり

特性:いかく

実数値(努力値):165(4)-216(252)-110-×-100-143(252)

技構成:じしん/がんせきふうじ/だいばくはつ/ステルスロック

 

H:余り

A:ぶっぱ

S:ぶっぱ

 

ステロ撒き要因。基本は初手に投げてステロを撒くという仕事だが、それ以外にも、後続に控えさせてストッパーの役割も果たした。

基本的にはステロを撒いてだいばくはつというムーブだが、状況に応じて残すか残さないかを判断することも重要。

 

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 バシャーモ@バシャーモナイト

性格:ようき

特性:かそく→かそく

メガ後実数値(努力値):155-212(252)-100-×-101(4)-167(252)

技構成:とびひざげり/フレアドライブ/バトンタッチ/まもる

 

A:ぶっぱ

D:DL対策

S:ぶっぱ

 

自身がエースにもなるバトン展開要員。パーティー単位でミミッキュが重いため、最低限皮を剥げるように最速をとった。

ただ、バトンを使う場面が思ったより少なかったので、バトンを切って水タイプ意識のかみなりパンチを採用しても良かったかなとも思う。

 

 

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テッカグヤ@ヒコウZ

性格:おくびょう

特性:ビーストブースト(C上昇)

実数値(努力値):173(4)-×-124(4)-155(220)-125(28)-124(252)

技構成:エアスラッシュ/やどりぎのたね/みがわり/ボディーパージ

 

H:4n+1

B:B<D調整

C:余り

D:DL対策

S:最速(準速70族抜き抜き)

 

最近流行り(?)のヒコウZ型テッカグヤ。かそくしたSをバトンで受け継いだり、ボティーパージを積むことで上からやどみができたり、ステロ込みエアスラZでリザードンを倒せたりなど、使用感はかなり良かった。

 

☆火力方面

ステロ込みエアスラZで耐久無振りメガリザードンY確定一発

エアスラZでH252振りメガフシギバナ68.8%の乱数一発(ステロ込みで確定一発)

ステロ込みエアスラZで耐久無振りメガゲンガー37.5%の乱数一発

ステロ込みエアスラで耐久無振りメガバシャーモ87.5%の乱数一発

 

☆耐久方面

C無振りポリゴン2の冷凍ビームを身代わりが確定耐え

無補正A252振り霊獣ランドロスのがんせきふうじを身代わりが6.3%の乱数1発

 

このように、火力方面はあまり信用できないので、ステロや宿り木でZ技圏内まで定数ダメージを稼ぐということを意識して運用した。

 

 【選出】

☆雨選出

f:id:INK924:20170320210658p:plainf:id:INK924:20170605103617p:plain+@1

@1の選出率は

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選出段階で、できるだけ雨選出をするように意識した。

☆裏選出

f:id:INK924:20170709181124p:plain+@2

f:id:INK924:20170709181124p:plainf:id:INK924:20170709181809p:plainf:id:INK924:20170709152712p:plainorf:id:INK924:20170709181124p:plainf:id:INK924:20170709152712p:plainf:id:INK924:20170912115328p:plainという選出が基本。

基本的にランドロスを初手に出すが、メタグロスジャローダ、ポリクチに対してはカプ・コケコを初手に投げる。

主にトノラグできついポケモンが2体以上いる場合、ポリクチ、ブルルドヒドイデ、受けループには裏選出をした。

 

★被選出率について

〔初手によく選出されるポケモン

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〔その他よく選出されるポケモン

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 【重いポケモン

●耐久振りボーマンダf:id:INK924:20170709152632p:plain

雨選出でも裏選出でも安定して勝つことはできなかった。
雨選出の場合は雨ターンに応じてラグの打つ技(がんせきふうじなのかれいとうパンチなのか)を選択するのが重要。裏選出の場合は、早い段階でステロを撒くことを心がけた。

ギルガルドf:id:INK924:20170709181728p:plain

ラグの地震でさえH252振りギルガルドに対して37.5%の乱数一発なので、返しのゴーストZで倒されることが多々あった。

唯一、ニョロトノだけはゴーストZを耐えることができるので、初手ギルガルドに対して、〔コケコのボルチェン→ニョロトノの脱出発動→ラグ展開〕というムーブを取れれば処理は比較的楽にできる。

バシャーモは無限にキンシ択になるのが辛すぎた。

キンシで雨ターンを稼がれるのもつらい。

ポリゴン2f:id:INK924:20170515170238p:plain

パーティー単位としてポリゴン2を崩す手段が少ないのでつらかった

前述したが、C無振りのポリ2の冷ビならテッカグヤの身代わりが耐えるので、宿り木ではめることが可能。

●水ロトムf:id:INK924:20170709155409p:plain

雨選出において障害になるポケモン。裏選出でも後出しできるポケモンがいないので、ランドの大爆発で強引に削った。

 ●カバリザf:id:INK924:20170709152602p:plainf:id:INK924:20170709174910p:plain

 レートが高くなるにつれて、つり出しされて天候をとられるということが多くなり、安定して勝てなくなった。

終盤カバリザが増えてきたのがかなり苦しかった。

●受けループ

安定して勝てるポケモンがいない。テッカグヤのエアスラでひるませて強引にヒコウZで突破するという頭の悪いことをしていた。

 

【総評】

ここからは敬体

 

 ギミック(雨)×ギミック(バトン)というかなり歪な構築でここまで来れるとは自分でも思っていませんでした。初めての2100達成ということで、個人として一つの目標にしてたことが達成できて嬉しく思います。

トノラグは現環境に刺さっているかと言われると、それほどでもないとは思いますが、刺さるパーティーには刺さる、また刺さらなくても選出誘導が強力なのでそれに応じて裏選出を組めばまだまだ戦える構築だと思いました。

最近ではミズZニョロトノを主軸としたトノラグも誕生して、まだまだ開拓の余地があると思われる構築です。

来期はレートはやらない予定なのでUSM環境でさらなる高みを目指して精進していきたいと思っています。

 

 

 

ここまで閲覧していただきましてありがとうございました。USM環境でまたお会いしましょう。

 

Special Thanks 

個体を貸してくれたGoomyさん、パラリーさん

構築相談にのってくれたぽんずさん