【S8使用構築】輝夜トノラグ ver.2 【最高・最終2113 42位】
使用TN:FLOWERFLOWER
成績:最高・最終2113
順位:42位
対戦してくださった方々ありがとうございました。
【構築経緯】
今回の構築は、以前に私が組んだ構築である輝夜トノラグ(原案元リンク)を改良したものとなります。
自分自身では、この構築はすでに賞味期限切れだと感じていましたが、前期この構築をベースに構築を組み、レート2000を達成された方がいたので、この構築に可能性を感じ、もう一度改良して使用してみようと思い構築の出発点としました。
トノラグの裏選出としてステロランド+バシャカグヤという並びが相性が良いと感じたためそのまま採用。最後はトノラグと相性が良く、催眠対策も可能なカプ・コケコを採用し構築が完成しました。
【個体紹介】
ニョロトノ@脱出ボタン 穏やか
特性:あめふらし
実数値:197(252)-*-123(220)-110-137(36)-90
技構成:ねっとう/アンコール/滅びの歌/守る
A204カイリューの鉢巻逆鱗を最高乱数切り耐え
C200カプ・テテフのPF眼鏡サイコキネシスを最高乱数切り耐え
C147カプ・コケコのEF珠ボルトチェンジ及び強化アイテムなし10万ボルトを確定耐え
特性:激流(しめりけ)→すいすい
実数値:175-222(252)-130-*-131(4)-122(252)
AS極振り
カプ・コケコ@こだわりメガネ 臆病
特性:エレキメイカー
実数値:145-121-105-147(252)-96(4)-200(252)
技構成:10万ボルト/ボルトチェンジ/マジカルシャイン/とんぼ返り
CS極振り
特性:威嚇
実数値:165(4)-216(252)-110-*-100-143(252)
AS極振り
特性:加速
実数値:155-215(124)-100-181(244)-90-138(140)
技構成:とび膝蹴り/フレアドライブ/めざめるパワー氷/守る
201-111メガボーマンダをめざめるパワー氷でステロ込み確定
S+1でS135族抜き抜き
テッカグヤ@ヒコウZ 臆病
特性:ビーストブースト
実数値:173(4)-*-124(4)-155(220)-125(28)-124(252)
技構成:エアスラッシュ/身代わり/宿り木の種/ボディパージ
Zエアスラッシュで175-136メガリザードンYをステロ込み確定
C125ポリゴン2の冷凍ビームを身代わりが確定耐え
A197霊獣ランドロスの岩石封じを身代わりが最高乱数以外耐え
【個別解説】
天候始動要因。アンコールによる起点回避や滅びの歌+守るの詰め性能を評価して、ペリッパーではなくニョロトノを採用した。できるだけ色々な技を耐えるように耐久調整を施すことによって、雨の再展開を容易にしてくれる。カプ・コケコのトンボルチェンからの展開を想定しているため、持ち物はミズZではなく脱出ボタンを採用した。
技構成は命中安定でやけどの追加効果も狙えるねっとう、起点回避手段のアンコール、ラス1の詰めやバトン・害悪構築に有効な滅びの歌、滅びの歌と相性が良い守るを採用した。
雨パのエース。今回はこのポケモンが構築の軸の1つでもあるため、なるべく多くの敵に対して隙を与えないようにAS極振りとした。他の雨パのポケモン(キングドラ・ルンパッパなど)と比較すると、耐久値の高さや技範囲の広さから最も止まりにくいポケモンであると感じた。
技構成は、タイプ一致技のたきのぼりと地震、ボーマンダなどに打つ冷凍パンチ、ラストは対リザードン用に岩石封じを採用した。
カプ・コケコ
トノラグを選出した際に障害となってくるポケモンの1つに、ラグラージの雨下たきのぼりを耐える耐久振りの眼鏡orZカプ・テテフが挙げられるため、対テテフにはボルトチェンジでラグラージのたきのぼり圏内まで押し込んでからニョロトノの脱出を発動させ、ラグラージを展開するというムーブをとっていた。そういう意味ではこのようなトンボルチェン枠は脱出展開のトノラグには必須ともいえる枠であると考える。他のトンボルチェン枠(ランドロス、ボルトロスなど)ではなくカプ・コケコを採用した理由は、元々の素早さが高いので、こだわりスカーフを持たせなくても大体のポケモンに対して上からトンボルチェンを決めることができるため、持ち物のカスタマイズ性が高く、また特性発動順で相手の素早さ判定ができるということを評価したからである。
持ち物は、相手に負荷をかけられるこだわり眼鏡を採用した。Zの採用も考えたが、テッカグヤと同時選出する機会も多かったため、2Z選出を避けるために今回はこだわり眼鏡を採用した。
技構成は、タイプ一致の安定技である10万ボルトとマジカルシャイン、対面操作をしつつ相手に負荷をかけられるボルトチェンジ、最後は、対電気無効に対しても対面操作が可能なとんぼ返りを採用した。
霊獣ランドロス
裏選出の展開要因。このポケモンを初手に投げ、ステルスロックを撒いて退場してからバシャーモとテッカグヤで詰めるという動きが基本的な勝ちルートとなっている。このポケモンがいかに仕事をするかによって勝ち負けが決まってくるので、状況に応じて立ち回りや技選択をすることが重要であると考える。
技構成は裏のポケモンの抜き性能を上げるステルスロック、タイプ一致技の地震、起点回避や後続のポケモンにつなぐ岩石封じ、最後にあくび展開を自主的に抜けられる大爆発を採用した。
裏選出の軸。原案ではバトンタッチを採用していたが、バトンタッチを使う機会がほとんどなかったため、対ボーマンダやランドロスに対して強いめざめるパワー氷を採用した。この枠は雷パンチとの選択だと考えてはいるが、環境にボーマンダやランドロスが非常に多いと感じたため、めざめるパワーを優先して採用した。
普通のバシャーモと比較すると初速がかなり遅いので、相手のポケモンとのS関係は常に把握しているように意識して立ち回ることが大事だと考える。
技構成はタイプ一致技のとび膝蹴りとフレアドライブ、対ボーマンダ、ランドロス用のめざめるパワー氷、加速をするために守るを採用した。
Z枠かつ運勝ち製造機。ステロと併用することで強力な制圧力を持ち、ランドバシャで隙を見せる地面タイプに対しても後出しから起点にできるのがランドバシャと相性が良いと考える。また、上からエアスラッシュを押し付けることによって運勝ちを狙えるところも強さの1つだと考える。受けサイクルや受けループはこのポケモンで突破を狙う。
技構成は、タイプ一致技のエアスラッシュ、受けサイクルや地面タイプを起点にできる身代わり、身代わりと相性の良い宿り木の種、最後は上からの制圧を狙えるボディパージを採用した。
【雑感】
久しぶりに2100台に乗せることができ非常にうれしく思います。表選出も裏選出も勝ちパターンが大体決まっていたが故に機械的に戦えたことが勝因の1つだと感じています。
S8お疲れさまでした。
*Special Thanks*
テッカグヤを貸してくれたパラリーさん